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映画の最近のブログ記事

LastWaltz.jpg以前から欲しかったものが「DVDどれでも3枚3,000円」キャンペーンをやっていたので買ってみた。


いや、凄いものを観てしまった、という感じ。


これは1976年11月25日に行われた、16年に及んだ「ザ・バンド」の解散コンサートの映画である。
ちょっと前にケーブルTVでみたリヴォン・ヘルムは若々しく張りのある声だし、ロビー・ロバートソンも青臭い攻撃的な雰囲気丸出し。
監督はマーティン・スコセッシ。こちらも若くてロビーへのインタビューもちょっとビビり気味?って感じ。

そしてなんといってもゲストの顔ぶれがスゴイ!
ボブ・ディランは当然として、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、マディ・ウォーターズ、ポール・バターフィールド、エミルー・ハリス、etc.etc....
エンディングの1曲は全員集合しての「アイ・シャル・ビー・リリースト」。

さらに特典映像に収められているコンサート後のセッションでは、デビッド・クロスビーやスティーブン・スティルスまで飛び入り参加。
あの時代を代表するミュージシャンたちが一同に会して夢のようなステージなのである。


心が震えて自然と涙が出てくる。
生まれてくるのが15年遅かったと改めて思い知らされる、そんな映画だ。

a-jaws_.jpgモンスターパニック系が好きな娘のために買ってみましたが、はっきり言って時間とお金のムダでした。
ストーリーは稚拙で、焦点がヒューマンドラマなのかパニックなのかコメディーなのか今ひとつはっきりしない。「これを作品にする前に誰か気づけよ」とか「出演者は脚本読んでから仕事受けてるのか?」とか、とにかく観ていて気の毒というかいたたまれない気持ちになります。

リンク先のアマゾンでは5千円近くしていますが、私は家電量販店のワゴンセールで500円で買いました。それでも金のムダには違いありません。

☆、0個。


→発売元Webサイト

5195CJ9KAEL._SS500_.jpg3連休最後の夜、子供たちと映画でも見ようかと「ペイ・フォワード」とこれのハーレイ君物から多数決で決定。久しぶりに観ました。

長たらしい邦題だけど、オリジナルは「Secondhand Lions」。"中古のライオン"である。このライオンというのは2人の爺さん兄弟を指しているのだが、物語には本物の年老いたライオンも登場する。これが爺さんたちの暗示としての役回りを担っている。

2人の爺さん兄弟は若かりし頃アフリカを舞台にした数々の武勇伝を持つ男の中の男なのだが、今では年老いて、人嫌いでテレビも電話もないテキサスの片田舎で暮らす大金持ち、という偏屈者である。そこにある事情で一緒に暮らすこととなる内気なウォルター少年。
この見事にちぐはぐな3人がやがて心を通わせ、少年が大人になっていく大切な時期のそのまたたったひと夏の出来事を描いた物語。

たくさん心に残るセリフはあるのだが、その中で最もシンプルなものを一つ。

「男にはいい地図が必要だ」。
これですよ、これ。シビレるじゃーありませんか。


観終わって清々しく、あんな爺さんになりたいなーと思わせる映画である。
(そういう意味では「世界最速のインディアン」のバート・マンロー、「ビッグ・ウェンズデー」のベアーと共通する部分である)

お子さん(特に男の子)をお持ちの方は、是非一緒に観賞されることを強力におススメいたします。


★★★★★

jingle.jpgクリスマスイブは子供たちと一緒に楽しめそうな映画でも観よう、ということで、つい最近再販されたシュワちゃんのハートフル・コメディー映画「ジングル・オール・ザ・ウェイ」を買っておいた。

監督は「ベートーベン」のブライアン・レバント、製作は「ホーム・アローン」のクリス・コロンバス。 昔TVで観た印象と重ね合わせると「なるほどなぁ~」という感じ。 さらに子役は「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」でアナキン・スカイウォーカーを演じたジェイク・ロイド(らしい)。
でもシュワちゃんの声優がさんがいつもTVで聞くのと違うのではじめはちょっと違和感あり?

案の定子供たちは結構熱心に見入ってました。 最後に息子がターボマン人形を郵便配達の悪役にあげるところはちょっと感動。 でも大人が観て楽しいかは。。。 微妙
(少なくとも「何度観ても楽しい!」ってことはあまりないと思う)

家族で毒のない映画を観るならいい選択かもしれないが、それならもっと他にあるしなぁー

というわけで、
★★☆☆☆

(余談だけど、再販前は結構なプレミアが付いていたのに今なら1,490円で手に入ります)

blowout.jpg

不思議な映画だ。
ブライアン・デ・パルマ監督のカメラワークは確かに秀逸。ラスト間近で花火をバックに殺されたサリーを抱きかかえるシーンは美しい!
さらに「ワイヤー」や「腕時計に仕込まれた殺しの道具」や「パラパラ写真に音を重ねてムービーにする」シーンを、ストーリーの中に溶け込ませて視聴者に説明する手法などもなかなか良くできてる。登場人物が少ないのも、ミステリーを面白くする重要な要素だ。

が、しかし。
決定的にヘンなのが、「なぜニュースキャスターにサリーだけで会いに行かせたのか?」2人で行けば良いんじゃないのか? と思ったりもするが、そこから真犯人に繋げようとしたのかな?
まぁそんなことはともかく、おそらく比較的金を掛けていない部類の映画だと思うけど、監督の勝利って感じですかね。
まさか冒頭の「女の子の悲鳴」を最後まで引っ張るとは思いませんでした。

ストーリーもよくできているし技法もなかなかすごいと思うのだけど、映画そのものとして捕らえると・・・ 個人的には今一歩。 トラちゃんも上手いのか下手なのかよくわかりませんが、ナンシー・アレンのオツム弱いわぁ~系演技とのバカップルぶりはなかなか笑える。 ちなみにこの時のナンシーはデ・パルマの奥さんだったそうで。

なんだかんだいっても、B級サスペンスとして観れば・・・ 極上の部類だと思います。
★★★☆☆+

brokenallow.jpg

立て続けですが、『エネミー・ライン』とDVD2枚セットを買ったので。
今までにもTV放映で何度か観てるのですが、多くのハリウッド製アクション映画の例に漏れず、安易で中途半端なB級アクション映画という感じ。
クリスチャン・スレーターは『フラッド』の役回りと重なるところ大。というか、こっちが先ですけど。 
ジーン・ハックマンとかモーガン・フリーマンみたいな表情で演技できる役者が好きなので、ジョン・トラボルタはいつ見てもいまいち。かろうじてサマンサ・マシスが奮闘してるかなというところか。


というわけで、★☆☆☆☆

cvn70.jpg

飛行機好き、空母好きの私としてはタマラン映画です。
空母カールビンソン、F/A-18F、戦車などの撮影にも本物を多用し、パイロット射出シーンや地対空ミサイル作動シーンもなかなか凝ってます。 カット割がテンポ良くドキドキ感をあおりますし、接写ぽいアングルも緊張感があってすばらしい。

とはいえハリウッド映画なのでストーリーはシンプルだし、思わず泣けちゃうほどのものではありません。
そんなわけで、★★★☆☆


今なら「ブロークン・アロー」との2枚セットで1,980円、送料無料!
買いでしょ~

indian2.jpg

なかなか評判が良いのとアンソニー・ホプキンスが主役ということで買ってみましたが、個人的にはなかなかのヒットでした。

舞台は1960年代のニュージーランドの田舎町。小さなガレージの中で生活している60過ぎのじいさんが、さらに40年も昔のインディアン・スカウトというバイクで世界最速を目指してアメリカに乗り込む、っていうロードムービーだ。
このじいさんと来たらピストンは自分で鋳造しちゃうわトレーラーはそこらの廃品を溶接して作っちゃうわのすごいやつ。そのじいさんが世界最速を夢見て、アメリカ、ユタ州にある聖地「ボンネビル」に単身乗り込むわけだ。

金の工面から道中のトラブルなどはたくさんあるのだが、そのたびに良い人が現れて助けられる。というか、この映画の中には良い人しか出てこない。困ったときは意地を張らずに助けを求めるし、好意は恥ずかしげもなく受け入れる。決して急がないまったりゆったりしたペースがいいんだろうか? ああいうのは若い人にはなかなかできないな。
そして不思議なことにこのじいさん、60過ぎだっていうのに女性にもてるんですね。
20年もしたら、ああいうじいさんになりたいもんです。


とにかくエンドロールまで、あふれる涙を抑えるのに何度苦労したことか。
この映画を観て涙腺が緩まない野郎とは友達になりたくないなぁ... って感じです。

アンソニー・ホプキンスは名演だし青空も綺麗なのですが、ストーリーがストレートすぎてちょっとだけ物足りなさは残ります。でもお勧めです。★★★★☆



ちなみにこれは実話で、主役のバート・マンローも実在の人物。
http://www.indianmotorbikes.com/features/munro/munro.htm

jonathan.jpg

初めて読んだのは15才の時だった。
以来、何か決断を迫られたときや環境が大きく変わったときなど、人生のイベントごとに自然とページを開いてしまう、そんな本だ。

その物語が映画になっていたとは知らなかった。しかも35年も前に!

早速輸入して観ました。
セリフ(英語)はつぶやき系なのでちょっと聞き取りづらいですが、字幕を出せば何とかOK。 
でもそんなこと関係ないってくらい、映像が素晴らしい。 いったいどうやって撮影したんだろう?
かもめが宙返りしたり、砂漠や雪の上を歩いていたり、本当に打ちのめされたような演技(?)を見せたり。(もしかしたら動物愛護団体から責められるようなこともしているのかも?)

まぁとにかく、ジョナサン好きなら一度は観ておいて損はないと思います。

※注意
リンク先のDVDはリージョンコードが「1」です。 日本の機材で観るには、PCでリージョンコードを変更しないと観れません。また音声/字幕とも日本語訳されていません。

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