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『世界最速のインディアン』(2005)

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なかなか評判が良いのとアンソニー・ホプキンスが主役ということで買ってみましたが、個人的にはなかなかのヒットでした。

舞台は1960年代のニュージーランドの田舎町。小さなガレージの中で生活している60過ぎのじいさんが、さらに40年も昔のインディアン・スカウトというバイクで世界最速を目指してアメリカに乗り込む、っていうロードムービーだ。
このじいさんと来たらピストンは自分で鋳造しちゃうわトレーラーはそこらの廃品を溶接して作っちゃうわのすごいやつ。そのじいさんが世界最速を夢見て、アメリカ、ユタ州にある聖地「ボンネビル」に単身乗り込むわけだ。

金の工面から道中のトラブルなどはたくさんあるのだが、そのたびに良い人が現れて助けられる。というか、この映画の中には良い人しか出てこない。困ったときは意地を張らずに助けを求めるし、好意は恥ずかしげもなく受け入れる。決して急がないまったりゆったりしたペースがいいんだろうか? ああいうのは若い人にはなかなかできないな。
そして不思議なことにこのじいさん、60過ぎだっていうのに女性にもてるんですね。
20年もしたら、ああいうじいさんになりたいもんです。


とにかくエンドロールまで、あふれる涙を抑えるのに何度苦労したことか。
この映画を観て涙腺が緩まない野郎とは友達になりたくないなぁ... って感じです。

アンソニー・ホプキンスは名演だし青空も綺麗なのですが、ストーリーがストレートすぎてちょっとだけ物足りなさは残ります。でもお勧めです。★★★★☆



ちなみにこれは実話で、主役のバート・マンローも実在の人物。
http://www.indianmotorbikes.com/features/munro/munro.htm

その後ニュージーランドの友達にこの話をしたところ、なんとこのバイクの現物が展示されているところがあるとのこと。最南端の都市、インバーカーギルという町にある大きなハードウエアショップ(金物屋)だそうです。

E. Hayes & Sons

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いつか行ってみたいと思う。

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このページは、が2008年8月24日 21:11に書いたブログ記事です。

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