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ギター製作の最近のブログ記事

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エスプレッソマシーンを買いました。 でもエスプレッソを入れるのが目的ではアリマセン。
ギターのネックが何らかの理由で反ってしまったとき、一度ボディから外して角度調節の後に接着しなおすという修理をする場合があります。 ネックを外すときに、蒸気の熱と水分で接着剤をゆるくするのですが、その蒸気を作るために買いました。 

もちろん一番安いものをAmazonで注文したのですが、レビューを見ると結構評判がいい。
しばらくは本来の目的として使ってみるかもしれません。


・・・・・・・・・・・


昨夜届いたので、さっそく本来の目的に使用してみました。

4気圧なので業務用から見れば数分の一しかないのであまり期待はしていませんでしたが、できたものは間違いなく「エスプレッソ」でした。(アタリマエ)
ミルクスチーマーは慣れないと周りをミルクだらけにしちゃいそうですが、買った目的はこれ(水蒸気)がメインなので元気が良いのはたいへんよろしい。 コツを掴めばふんわりしたミルクの泡ができます。


コーヒーは、量は飲むけど通でもなんでもない私からすれば上等な出来具合です。
10倍以上もするものもざらにありますので、4セン円はお安いと思います。

他のプロジェクトもひと段落したのでフラメンコギターの製作に取り掛かろう。
前作とはボディの形が違うのでソレラ(型板)から作り直しである。

前回使った30mm厚のラジアタパイン集成材があまりに重くて取り回しに苦労したので、今回は無難に18mm厚の合板(コンパネ)を使用することにした。
慎重にけがきを入れてジグソーで周囲の不要な部分をカットし、表面を仕上げてから砥の粉で目止め~シェラック塗装して完成。


ボディのブリッジ周りの窪みとネック部の傾斜がわかるだろうか?

実際の制作過程ではこのソレラの上にギターがうつぶせになるような格好で組み立てていくわけだが、これらのおかげでボディ表板がドーム状に3mm盛り上がり、ネックが順反り方向に3mm起きた角度でギターが完成するって寸法なのだ。

2日でできた割には前回より完成度が良い。
なんとなく良いギターができそうな予感♪

途中いろいろ寄り道したおかげで1年半かかってしまいました。
見てください、この清楚な佇まい。

EL VIENTO No.1 と銘付けました。

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