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2009年5月アーカイブ

DJ-X8用のイヤホンを探しに100円ショップのダイソーへ行ってみた。モノラルなので安いやつでも良かったのだが、バイクのヘルメットを被っても落ち着きが良いカナル型が欲しかったのでちょっと贅沢して840円(税込み)のやつを買った。家に帰ってためしにiPodで聴いてみたらこれが思いのほかまともなので驚いた。多少ドンシャリな傾向は否めないが、低音が十分伸びて非常にレンジが広い印象。
通勤音楽用に買ったオーディオテクニカのATH-CK32と比較してみたのだが、オーディオテクニカ、完敗です。ダイソーと比較すると、大げさに言えば電話を通して音楽を聴いているかのようなダイナミックレンジの狭さがはっきりわる。

データ的なことは何も調べていないけど、これから数千円のカナル型ヘッドホンを買う予定があるのならだまされたと思ってこれを買ってみてほしい。
高音質カナルヘッドフォン「風(KA-ZE)」というモデルだ。

bigpink.jpgLPレコードを買うなんて何年ぶりだろう?
記憶が正しければ、最後に買ったLPはビル・エヴァンスの「インタープレイ」。たしか大学生の終わりごろだったと思うので20年振りというところだろうか。
Amazonをうろうろしていたらたまたま懐かしいジャケットに出くわして、よく見たらアナログLP!しかも残り3枚!! プレーヤーの調子が悪いのも忘れついぽちっとしてしまった。CDで持っているというのに・・・

このアルバムはその名の通り、写真にも写っているピンク色の大きな家でほとんど共同生活をしていたThe Bandのメンバーが地下室でレコーディングした彼らのデビューアルバムだ。すでにボブ・ディランのバックバンドとして知られていたバンドであるが、そのボブがバイク事故で活動を停止中に録音されたのがこの「MUSIC FROM BIG PINK」というわけだ。(この時代のアメリカ音楽史はいろいろな(中には脚色された)伝説や逸話に事欠かない、非常に興味深い研究対象である)

かのエリック・クラプトンをして「これを聴いて人生が変わった」と云わしめたアルバムであるが、正直言って僕が昔このCDを買ったのは単に「ウェイト」という曲を聴きたかったという理由だけである。なぜならこの曲は有名な映画「イージーライダー」の中で非常に印象的だったからである。この映画で有名なのはおそらくステッペン・ウルフの「Born to be wild(ワイルドで行こう)」の方だと思うが、自分でハーレーに乗っていて気持ちいい道で浮かんでくるのは断然「ウェイト」なのである。

さて、写真はジャケットの裏である。表はというと小学生(それも低学年)並みのへたくそな絵が描かれているのだが、それを描いたのはかのボブ・ディランである。興味ある方は写真をクリックしてAmazonのサイトで確認して欲しい(、と巧みにアフィリエイトに導いてみる実験)。


そうえば昔は買ったLPを小脇に抱えて街を歩くだけで妙にウキウキしたものだが、CDになってからはそういうの、ないねぇ・・・
ましてやダウンロードで音楽を買うという行為にはときめきも感動もありゃーしません。
(ネットでLP買うのもかわらんだろ、というツッコミは無しで ;-p


※Amazonへのリンク先は一番安いCDになっています。ボーナストラック付。
※映画中で使われたものとは若干違います。映画版「ウェイト」をお聴きになりたい方は「イージー・ライダー ― オリジナル・サウンドトラック」をオススメします。Born to be wildも入ってるし。

eneloop.jpg以前から気になっていた次世代の充電式乾電池、サンヨーの「エネループ」を買った。先日入手したハンディレシーバー(DJ-X8)の充電機能がイマイチだったのでこの機会に。

ラインナップが結構あったので結構迷ったが、単1はまだ高いし用途もうちでは多くないので今回はパス。単3と単4に限定すると今の買いは急速充電器と単3エネループ4本セットの「N-MR58TGS」。残容量チェック機能の無い同様のセットもあるのだがこちらはリフレッシュ機能とステータスランプもついていない。値段差を考えるとこちらのほうが断然「買い」だ(引き出しに眠っている古い充電池(ニッカド、ニッケル水素)に喝を入れたい目的もあるのでリフレッシュ機能は必須)。
今回はさらに追加で単3の8本セットと単4の4本セットも購入した。総額で7千円ちょっとかな?

一本の充電にかかる電気代は2~4円らしいし、電池自体は1000回の充電寿命があるとのこと。面倒なので元が取れるかどうかまでは計算していないが、少なくともゴミを減らすことはできるだろう。それに充電しておけば2年放っておいても放電しないですぐ使えるというのも魅力だ。
何よりも忙しい朝に「髭剃りが電池切れだ!」とか、ホームセンターで「電池の予備あったっけ?」などという電池にまつわる一切の煩わしさから解放されたというだけで心が軽くなるというものである。

DJ-X8.jpg最近「ジェット・ストリーム」というFMの深夜番組を聴くことが多い。この番組はFM東京の長寿番組で、僕も中学生から高校生にかけてよくエアチェックしたものだ。当時は城達也さんという方のナレーションで、そのしっとりと低い声は今でもよく覚えている。その後パーソナリティが何人か変遷し、城さんもすでになくなっているのだが、今年度からおおさわたかおさんにバトンタッチされたという記事を読んで懐かしさ半分、おおさわどんなもんよ(失礼)という興味半分でまた聴き始めたというわけだ。
久しぶりに聴いた番組は、テーマソングの「ヘイ・ミスターロンリー」がチェロをフィーチャーしたものへ変更されていたのだが、これがまた絶妙に良い。とくにエンディングでこれが流れ始めるととても落ち着いた気分に浸れるのだ。ステレオで聴くもよし、古いトランジスタラジオで枕元で聴くもよし、なのである。

さて長い前置きはこのくらいにしておき、本題である。
この「ジェットストリーム」を聴いているうちに、子供のころ抱いていた大空への憧れがまた膨らんできてしまった。さりとていまさらジェット機のパイロットを目指すもの無理。それじゃあ気分だけでも、ということで航空無線でも聞いてみようかと思い立ったわけだ。
小学生の終わりごろにBCLブームというのがあって、僕もベランダに5mのバーチカルアンテナを立てて世界中から流れてくる短波放送を聴いた経験はある。ボイス・オブ・アメリカ、アンデスの声、モスクワ放送、BBC、バチカン放送、etc.etc.・・・ いやはや懐かしい。
さっそく受信機を物色し始めた。試しに当時のラジオがヤフオクに出てないかと調べてみると、なんと結構なお値段になっているらしい。同じように懐古趣味で復活する人が多いのだろうか?
では新品はというと、日本製はまったくお寒い状況のようだ。短波受信できる機種はほんの数機種しかない。どうやらこの分野で元気がいいのは中国製らしい。こまった。ここ最近のギョウザ事件やペットフード事件や盗作のことやらで中国産は信用できない。なるべくなら避けたい。
まぁ周波数帯が異なるのでふつう短波ラジオでは航空無線の受信はできないわけだが、そこで探したのが「広帯域受信機」と呼ばれるもの。部屋でじっくりリグに向かうのもいいのだが、アクティブにあちこちに出かけても使えるハンディ受信機ということで老舗アイコムのIC-R5とアルインコのDJ-X8に絞り込むも最終決断できず、とりあえず実物を見ようと仕事帰りに寄った秋葉原ロケットを出るときはしっかりブツを抱えていた。

正体まったく不明で購入した受信機だが、使ってみるとこれが結構面白い。警察無線はデジタル化されて聴くすべはないが、今のところ消防・救急・鉄道などに使用されている無線は結構聞くことができる。一昨夜は総武線が人身事故で止まった顛末とか、リアルタイムで聞けちゃうわけだ。
ところが自宅の部屋では一番近い羽田の航空無線がちっとも入らない。せいぜい東京コントロールという所沢の無線が入るのみ。表に出ると何とか羽田タワーやアプローチも聞けるようだ。きっとアンテナを立てればグランドも聞けるかもしれない。
KGA2.jpg次に試したのがACARSというもの。これは航空機から送信される電波を受信し、デコードすると便名や現在地、高度などが取得できるというシステム。さっそくKG-ACARSというソフトをインストールして試してみると、やはり部屋の中ではまったくプロットされない。orz
やっぱアンテナ必要かな・・・と思い始めたとき、X8には録音機能がついていることを思い出した。
早速表に出て131.250MHzにあわせて録音開始。音を聞く限りでは「ピギャピギャ」音が結構聞こえる。最高音質で録音できる時間はマニュアルによると8分とのことだが、実際には8分41秒録音できた。その後部屋に戻り再生音をデコードさせてみた結果がこの画面だ。
8分でコンスタントに5機以上、多いときで11機プロットされた。このソフトは受信した便名の写真も出るし、ウインドウ下部には高度の変遷も表示される。けっこうステキ。

興味のない人には「だから何??」だと思うしきっと自分でもそう遠くないうちに飽きそうな気はするのだが・・・
それでも仕事帰りに隅田川沿いの土手にバイクを止めて羽田空港の無線を聞いていると、みんなプロフェッショナルにそれぞれの仕事をこなしながら飛行機を飛ばしているのが良くわかるし、ほんの短い交信だが最後に「good day」などといってまた各自の持ち場(次の交信)に分かれていくシーンはなかなか感慨深いものだ。
飛行機がゲートを離れ、指定されたルートでタキシングし、タワーの許可のもと離陸し、誘導されてそれぞれの空路に導かれていくのを聞いていると、目的地への無事なフライトをつい祈ってしまうし、大空への憧れも多少なりとも満たされた気がするというものだ。
そして個人的には、何よりもIPの世界から離れてこれだけの情報が飛び交っているということが発見できたのも結構新鮮だったりするし、結構いい気分転換にはなっているわけだ。

来月は何かしらのアンテナを立てようと思う。

DTC-77ES_1.jpgまたもやぽちっとしてしまったDATデッキ、SONY DTC-77ES。1991年頃、16万円の機種だそうです。
外観は傷もなくてきれいだし、中も埃もほとんどなくてきっと良い環境で使われていたんでしょう。4D.D.メカのおかげで余計なギヤがないので、それに伴うよくありがちなグリス固着もなく早送り・巻き戻し・再生の動作は問題ありませんでした。

DTC-77ES_2.jpgところが再生してみるとDAT特有のデジタルノイズが出ます。まぁジャンクですから。オシロスコープでテープパスを調整しました。リファレンステープを持っていないので手持ちのテープ複数本でチェックする簡易的調整しかできませんが、まぁ気休めにはなります。
とりあえずノイズも消えて再生も問題なくなりました。





DTC-77ES_3.jpgSONY高級機の証、銅メッキシャシです。アナログとデジタルでトランスが分かれているのもお約束ですね。

音のほうは割とさわやか系な感じ。分厚い感じの音がするDTC-1000ESとはちょっと違いますが、アブソリュートタイムが使えるのはやっぱり便利です。
今後は録音は77ESで、再生は1000ESで、と使い分けようかと思います。

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