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2009年5月22日アーカイブ

bigpink.jpgLPレコードを買うなんて何年ぶりだろう?
記憶が正しければ、最後に買ったLPはビル・エヴァンスの「インタープレイ」。たしか大学生の終わりごろだったと思うので20年振りというところだろうか。
Amazonをうろうろしていたらたまたま懐かしいジャケットに出くわして、よく見たらアナログLP!しかも残り3枚!! プレーヤーの調子が悪いのも忘れついぽちっとしてしまった。CDで持っているというのに・・・

このアルバムはその名の通り、写真にも写っているピンク色の大きな家でほとんど共同生活をしていたThe Bandのメンバーが地下室でレコーディングした彼らのデビューアルバムだ。すでにボブ・ディランのバックバンドとして知られていたバンドであるが、そのボブがバイク事故で活動を停止中に録音されたのがこの「MUSIC FROM BIG PINK」というわけだ。(この時代のアメリカ音楽史はいろいろな(中には脚色された)伝説や逸話に事欠かない、非常に興味深い研究対象である)

かのエリック・クラプトンをして「これを聴いて人生が変わった」と云わしめたアルバムであるが、正直言って僕が昔このCDを買ったのは単に「ウェイト」という曲を聴きたかったという理由だけである。なぜならこの曲は有名な映画「イージーライダー」の中で非常に印象的だったからである。この映画で有名なのはおそらくステッペン・ウルフの「Born to be wild(ワイルドで行こう)」の方だと思うが、自分でハーレーに乗っていて気持ちいい道で浮かんでくるのは断然「ウェイト」なのである。

さて、写真はジャケットの裏である。表はというと小学生(それも低学年)並みのへたくそな絵が描かれているのだが、それを描いたのはかのボブ・ディランである。興味ある方は写真をクリックしてAmazonのサイトで確認して欲しい(、と巧みにアフィリエイトに導いてみる実験)。


そうえば昔は買ったLPを小脇に抱えて街を歩くだけで妙にウキウキしたものだが、CDになってからはそういうの、ないねぇ・・・
ましてやダウンロードで音楽を買うという行為にはときめきも感動もありゃーしません。
(ネットでLP買うのもかわらんだろ、というツッコミは無しで ;-p


※Amazonへのリンク先は一番安いCDになっています。ボーナストラック付。
※映画中で使われたものとは若干違います。映画版「ウェイト」をお聴きになりたい方は「イージー・ライダー ― オリジナル・サウンドトラック」をオススメします。Born to be wildも入ってるし。

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