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2009年1月アーカイブ

フュアーハンドランタン 276 Tin-Plated以前から欲しかったけどいま一つ使い道がなかったのでガマンしてたランタンをぽちっとやってしまいました。
「真冬での使用や強風にも耐えられる、ドイツ軍でも正式採用された質実剛健なランタンです。基本的なデザインは100年以上変わらず、累計数億台の生産を誇る、世界で最も信頼できるランタンです。」(以上、商品説明より)
この美しい錫メッキの隙のない作りはさすが「ゲルマン魂」という感じです。灯油満タン(今だと約20円)で20時間も点灯するので、災害時の非常用としても役に立つインテリアとして買いました。

メッキのほかにも赤・白・黄色や水色といったかわいい感じのものや、メタリックやグラデーションといったカラーバリエーションも豊富です。
お値段もお手頃なのでちょっとしたプレゼントにもおススメです。

とりあえずトレー開閉はできるようになり、テープを入れるとCAUTIONになる状態。まずはロータリーエンコーダを疑います。
dtc1000_2.jpg300ESや55ESはふたを開ければ見えるところにありますが、1000ESはカセコンを外す必要があります。フロントパネルを外してカセコンのネジ4本とコネクタ1個、アース線のネジ1本を外せばあっさり外れました。

案の定ギヤが割れていました。下が壊れたもの、上が交換する対策品です。
このギヤは経年で割れるように(ウソです)2つの小さな穴が空いています。対策品には穴の痕はありますが貫通してはいません(なぜはじめからそうしない?)
交換には55ESなどと違ってはんだ作業が必要です。ちなみにこのギヤを接着剤で直そうとしても素材的に接着しないので無理です。瞬間接着剤はギヤを溶かします。もしやるならはんだごてで溶着するしかありません。


dtc1000_4.jpgピンチローラーも一部プラスチックのように硬くなっていたので新品に交換します。ベアリングが入っているそうで、ちょいとお高め。
左が外したもの、右が新品、その上の白い小さな部品はピンチローラーを止めているストッパーです。なくさないように気をつけながら交換します。はずす際にピンチローラーの頭にマスキングテープを張っておけば吹っ飛ばすことは避けられます。

カセコンを横にどけたままテープを手で押さえて動作チェックしたところ、ピンチローラーがキャプスタンに届いていなかったのでロータリーエンコーダーの位置を微調整。これで再生、早送り、巻き戻しともOKになりました。

dtc1000_3.jpgシャシは分厚い銅メッキが施され、基板上には高価なオーディオ用コンデンサがふんだんに使われています。めちゃくちゃ金かかってるどーというオーラが漂ってます。
トランスも大きくてボディに収まらず(?)後ろに張り出しています。電源部も「これがデッキ?」というくらい立派。平滑コンデンサはアンプ並みの10000μF!
肝心のA/Dコンバータには世界中のレコーディングスタジオで使用されている業務用と全く同じものがつかわれているそうです。またドラム制御,キャプスタン制御,両リールモーター制御に専用モータが使用される4DDメカで動作も静かでキビキビしてます。さらにトレー用に2つのモーターを使用し、合計6個のモーターがつかわれています。(とはいってもトレー用のは昔懐かしいマブチモーターとそっくりです)

dtc1000.jpg完成です。
CDからアナログで録音/再生してみましたが、59ESと比較するとかなり音が分厚くて「オーディオ的」って感じがします。
テープパスはリファレンスとなるテープがありませんし、オシロは持ってますがやり方もわからないので今回は触らないでおきます。

部品代1,700円で20年前に20万円ととても高価だった機材がよみがえりました。

DTC-300-55.jpgいまさらS-VHSに続くいまさらシリーズ第2段です。
ヤフオクでゲットしたジャンク2台。SONYのDAT、DTC-300ES(1989年、¥110,000)とDTC-55ES(1990年、¥98,000)です。実はさらにDTC-55ESがもう一台あります。
軽くチェックしたところ300ESはヘッドが固着して回りませんので部品取り、55ESの2台はヘッドアンプとロータリーエンコーダーをごにょごにょすれば何とかなるかな、というところです。

とりあえず55ESのエンコーダを交換してピンチローラーをキャプスタンに押し付けるツメのグリス固着を取り除いたところ、テープローディングまでは何とか正常に動くようになりました。この時点でメカ部はかなりばらしてますが、DATデッキってカセットデッキには無いメカメカしさが面白いですねぇ。「ウィ~ン、ウィ~ン、カシャッ。ジー・・・」とテープをローディング/アンローディングする様子は男の子心をくすぐります。
カワイイ・・・・

dtc1000-1.jpg調子に乗ってSONYのDAT1号機、DTC-1000ES(1987年、¥200,000)も入手してしまいました。まだDATの規格(デジタルコピー関連)が統一される前の通称「懇談会」仕様ですが、わざわざデジタル音源をDATにコピーする気はないので問題なし。
中を見たところ、銅メッキのシャシにMUZE、DUOLEXといったオーディオ用コンデンサ満載、電源部もデッキとは思えない立派さで金かかってます。状態は「電源ONでウイーンウイーン唸るだけでトレー開かず」というジャンクでしたが、とりあえずトレーのOPEN/CLOSEまではできるようにしました。テープを入れるとCAUTIONになるのでロータリーエンコーダかな?

dtc59-1.jpgすでに作業スペースはおろか足の踏み場もない状態なのに、SONY DTC-59ES(1993年、¥95,000)もゲットしてしまいました。一応ジャンクでしたが、美品+取り説+リモコン付きだったので。
置き場所がないのでとりあえず設置する、の図。

P1020271.jpgインフルエンザが治ったとはいえ、まだ多少節々が痛い。本日も大事をとって家の中でアンプ修理することにする(最近修理ばっかですな)。

本日はsansuiのAU-9900(2号)を仕上げます。すでに


  • 全基板を抜いてはんだ修正~フラックス除去クリーニング~コーティング

  • ほぼすべてのスイッチ類とボリュームを徹底的に分解掃除

  • 終段トランジスタにシリコングリス塗りなおし

  • メイン基板の怪しいコンデンサを交換


を行っており、先日1号と入れ替えてみたのですが、Lchからボツボツとノイズが出ていたのでまたメイン基板を抜いていたのでした。

昨年KA-7002修理の際にアドバイスいただいていた通り、初段~中段のトランジスタを疑います。 とりあえず2個ほどアタリをつけて「はんだシュッ太郎」で抜きます(すばらしく簡単!)。足を見るとオンボードでは落としきれなかった黒いヒゲが残っていましたので、きれいに磨いて再度はんだ付け。
テストスピーカーに繋いでみたところ、ノイズはきれいになくなっていました。「銀のヒゲ」伝説は本当だったわけですねぇ。
いや、疑っていたわけではないんですが、実際目の当たりにすると先人の偉大さが改めて思い知らされる気がいたします。
(「銀のヒゲ」については、「トランジスタ」などのキーワードと一緒にググってくだされ)


再度バイアスとオフセットを調整の後、1号と入れ替えて試聴。
「あら、なんか広がりがないなぁ。こりゃ失敗かなぁ。。。」と思ったら、単にModeが「L+R」になってました orz
normalにもどして再チェック。

いやぁ、はっきりいって・・・・ 違いがワカリマセン... OTL
まぁ同じモデルなので当たり前といえば当たり前なんですが。強いて言えば、低音の締りが多少良い? これからエージングして少し変わってくるのでしょうか、また変わったとして自分の駄耳で判別できるのでしょうか?
かなり怪しい気がしますが、とりあえず1号で気になっていた部分(ボリュームに触ると発振する)がなくなっただけでもだいぶマシになりました。(ボリューム0でLchに信号漏れがあるのはなぜか直っていませんが)。

今後は1号の分解整備をぼちぼち始めようと思います。

rimo.jpg明けましておめでとうございます。

大晦日までの4日間、実はインフルエンザで寝込んでいました。風邪だと思っていつもどおりひたすら寝て汗をかく作戦でしたが、厚着で布団に入っても一向に寒気が収まらず、布団乾燥機と添い寝しておりました。その後熱が出た娘が病院に行ったところ「A型ですね。お父さんもほぼ100%同じでしょう」ということで後でインフルエンザとわかった訳ですが。
まぁおかげで2kg体重が減りました。(60キロ台目前!)

そんなわけで元旦は7時前に起床。 昨夜夜更かししていた家族はまだ初夢の最中なので起こすわけにも行かず、結局やり始めたのがHDDレコーダーのリモコン修理。

分解してみると基板が真っ二つに割れてパターンが見事に切れています。 こりゃダメだと諦めかけましたが、あきらめた所で他にやることもないし、テレビ見てもたぶんつまらないし。 考えようによっては「切れたところを繋ぐだけ」という最も簡単な修理だということでダメもとで挑戦。

まず割れ目の両側5mmほどの部分の、表面の緑の保護膜をカッターで削り落とします。 その後ハンダで盛って繋いでやればOK。
・・・・・ のはずだったのだが、割れ目に若干隙間があったのでうまくはんだブリッジができず。 ジャンパー線で繋ごうにも間隔1mm以下に並んだ部分はどうにもうまくいかずで結局玉砕しました。

若干老眼が入り始めた目で拡大鏡なしでできる作業じゃありませんでした。
今年は絶対ヘッドルーペを買おう、と決心した新年の幕開けなのでした。

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