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太陽撮影のテスト

sun_20120111s.jpg
2012年の今年は5/21の金環日食と6/6の金星日面通過という天文イベントが続く。
日食はそれほど珍しいことではないが、これほど見事な金環食を自宅から見ることができるチャンスは2度とない。金星日面通過に至っては次回起きるのは100年以上先になる。それほど派手なイベントではないけど見逃す手はない。
前回の日食のときは太陽観測用の簡易サングラスやNDフィルターが品切れ続出だったので、今年は早めに準備に取り掛かっておくことにした。

月の写真と違って太陽の場合はいかに減光するかが重要だ。20cmのシュミットカセグレンだと減光フィルターだけで3万円を超えてしまうので、手持ちのカメラ用レンズとNDフィルターの組み合わせにする。使えそうなのは、NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6という古いレンズとミザールのBIG 60DAという600-1000mmズームレンズだ。他に使えそうなのはNikonのTC-300という2xテレコンバーターとケンコーのTELEPLUS PRO 300という3xテレコンバーター。そして減光用にマルミのDHG ND-100000という77mm径フィルター。これを使うとレンズに入る光の量を10万分の1に減らすことができる。太陽撮影にしか使い道がないが、1万円前後する。ND400やND8などの組み合わせも考えたが、結局これが安上がりだし、何しろ今年だけでも2回も使うチャンスがあるということで購入。
ちなみにND400を2枚使うと16万分の1に(400x400=160000)、ND400+ND8+ND4だと12800分の1に減光することができる。いずれにしてもNDはそんなに使うものじゃない。

いろいろ組み合わせて試した結果、NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6とケンコーのテレコンの組み合わせがよさそう。1200mm f16だ。ボディはちょっと重いけど1/8000まで使えるNikon F4sを選択。
今日は徹夜明けで眠かったので簡易的に手持ち撮影だったけど、いずれは三脚やフイルムも含めてトータルな追い込みをしていきたいところだ。まだまだ準備期間はある。

Nikon F4s / NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6 / KENKO TELEPLUS PRO 300 / marumi DHG ND-100000 / TRI-X / D-76 (20℃ 8分) / f16 / 1000分の1秒

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このページは、が2012年1月11日 21:39に書いたブログ記事です。

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