カレンダー

« 2012年1月 »12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2012年1月アーカイブ

sun_20120111s.jpg
2012年の今年は5/21の金環日食と6/6の金星日面通過という天文イベントが続く。
日食はそれほど珍しいことではないが、これほど見事な金環食を自宅から見ることができるチャンスは2度とない。金星日面通過に至っては次回起きるのは100年以上先になる。それほど派手なイベントではないけど見逃す手はない。
前回の日食のときは太陽観測用の簡易サングラスやNDフィルターが品切れ続出だったので、今年は早めに準備に取り掛かっておくことにした。

月の写真と違って太陽の場合はいかに減光するかが重要だ。20cmのシュミットカセグレンだと減光フィルターだけで3万円を超えてしまうので、手持ちのカメラ用レンズとNDフィルターの組み合わせにする。使えそうなのは、NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6という古いレンズとミザールのBIG 60DAという600-1000mmズームレンズだ。他に使えそうなのはNikonのTC-300という2xテレコンバーターとケンコーのTELEPLUS PRO 300という3xテレコンバーター。そして減光用にマルミのDHG ND-100000という77mm径フィルター。これを使うとレンズに入る光の量を10万分の1に減らすことができる。太陽撮影にしか使い道がないが、1万円前後する。ND400やND8などの組み合わせも考えたが、結局これが安上がりだし、何しろ今年だけでも2回も使うチャンスがあるということで購入。
ちなみにND400を2枚使うと16万分の1に(400x400=160000)、ND400+ND8+ND4だと12800分の1に減光することができる。いずれにしてもNDはそんなに使うものじゃない。

いろいろ組み合わせて試した結果、NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6とケンコーのテレコンの組み合わせがよさそう。1200mm f16だ。ボディはちょっと重いけど1/8000まで使えるNikon F4sを選択。
今日は徹夜明けで眠かったので簡易的に手持ち撮影だったけど、いずれは三脚やフイルムも含めてトータルな追い込みをしていきたいところだ。まだまだ準備期間はある。

Nikon F4s / NIKKOR-PC Auto 400mm f5.6 / KENKO TELEPLUS PRO 300 / marumi DHG ND-100000 / TRI-X / D-76 (20℃ 8分) / f16 / 1000分の1秒

img602ss.jpg
正月休みなので普段やれないことをしようと、30年ぶりくらいに天体写真に挑戦。埃だらけのセレストロンC8とパーツ類をひっぱり出してニコンF3を取り付けて月を撮ってみた。

予想通りビクセンSP赤道儀のがたつきと主鏡のミラーシフトでブレまくり orz
モーターはついているけどコントローラーが行方不明なので長時間の露光はできず、コリメートで撮った木星はかろうじて縞模様が写ったのみで明らかに露光不足なので割愛。

データを載せるほどじゃないけど、
セレストロンC8直焦点+ビクセンスーパーポラリス赤道儀+NikonF3+1/60秒+トライX+D76(23℃5分)

いい赤道儀が欲しくなって探してみると、とっても思いつきで手を出せる値段じゃないので素直にあきらめた。天体写真は金がかかる。。。

このアーカイブについて

このページには、2012年1月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年11月です。

次のアーカイブは2012年2月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。