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Etareta 1948年?

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先日入手したフレクサレットがいたく気に入ったので、チェコスロバキア製のカメラをもうひとつ手に入れてみた。
ボディはアルミの削り出し(もちろん無垢からではなく鋳物からだろうけど)でヘアライン仕上げ。前面のロゴは掘り込みで、普通は背面にあることが多いシリアルナンバーと製造国名まで前面にあってデザイン上のアクセントになっている。これも削り出しパーツの裏蓋ロックの感触も良いし、ボディと裏蓋のあわせ面は薄紙さえ入らないほどの精度だ。
ずっしりとした鉄の塊り感が非常に心地よく、メカっぽさが男心をくすぐるのである。ヘアライン仕上げは長年の汚れが乗っているが、いずれ分解してピカピカに磨きなおしてしまいたい衝動に駆られる。

なおボディ上面の黒いダイヤルは巻き上げと巻き戻しノブ。シャッターボタンに見えるのは巻き上げ/巻き戻しロックボタン、もうひとつはフイルムカウンターである。レンズシャッターで距離計もついていないのでレンズとボディはまったくリンクされていない。レンズ先端下部のレバーでシャッターをチャージし、その上のノブを下げることによりシャッターを切る。絞り、シャッタースピード、ピントもすべてレンズ側で操作する。レンズは沈胴式だけど、沈めた状態でロックできないみたいだしあまりコンパクトになるわけでもない。
さっそく昼休みに試し撮りしてみた。

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Etareta / Etar III 5cm f3.5 / TRI-X / D-76 1:1

思ったよりはまともに写ったかなというところだが、シャッタースピードは1/200秒までだし絞りもf16までなのでISO400のTRI-Xだと条件が限られてくる。
Etaretaと比較すると、約20年の差はあるとはいえRollei35のコンパクトさは驚異的なのが改めて実感できる。
そんなわけで、個人的には積極的に持ち歩くメリットはないかな、という感じである。
手でもてあそんで磨いて楽しんで、気が向いたら写真も撮れるおもちゃとしてはなかなか面白いカメラとはいえるけど。

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コメント(1)

なかなかいいじゃん!

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このページは、が2011年11月20日 18:27に書いたブログ記事です。

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