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2009年10月27日アーカイブ

CA390119.JPGシエラデザインズのマウンテンパーカーを買った。私ら'60s生まれの世代にとっては定番アイテムである。いわゆる「ポパイ世代」なのだが、私自身はそんなに熱心な読者だったわけではない。たぶん10冊も買ったことはなかったと思う。それでも一応アウトドア派の私にとっては、レッドウイングのワークブーツやJanスポーツのフレームザックなどと並んで、何かがそこはかとなく心をくすぐるアイテムであるのは間違いない。

さてこの「60/40」。横糸にコットン60%、縦糸にナイロン40%の糸を使い織り上げている。
なぜこれが黄金比なのかというと、水分を吸うと横糸のコットン糸が膨張することにより織目をふさぎ防水性が高まるのだという。たしかにそうなのかもしれないが、別に60/40で無くてもいいんじゃねか? とか。眉唾。
とにかくそういう生地で作られているこのマウンテンパーカー。今年の定価は4万円を超えているらしい。はっきり言うが、

ぼったくりである。

40年以上の歴史だとか永遠の定番アイテムなどという言葉に踊らされてないかい?
ポパイ世代のみなさん、つまらないノスタルジーを捨てて冷静に考えてみてほしい。

ケブラーやノーメックスでもない、たかが綿とナイロンの混紡生地ですよ?
ダウンもシンサレートも入っていない、ペラペラのヤッケですよ?
仮にゴアテックスが入っていたとしても高い値段だと思いませんか?

はっきり言って2年前に買ったエディバウアーのパーカのほうが、完全防水で風合いもよく丈夫で温かくて何倍も機能的である。しかも1万6千円くらいだった。シエラのマウンパは冷静に考えれば1万数千円、ご祝儀でブランドや伝説分を上乗せしてもせいぜい2万円程度の価値しかないと感じるのだが。。。

この手の服は後生大事に扱うよりボロボロになるまで着倒してなんぼである。ダメになったら何度でも買いなおせばいいのだ。

そんなわけで、今までお店で手にとってもどうも買う気になれずにいたのだが、たまたま出物の古着があったので入手したというわけ。ちなみに伊藤博文、いやいや、野口英世さん6枚。
別に何万も払って買った人をどうこう言うつもりはないけど、少なくとも私にとってはこれが「妥当な」価値だと思っている。

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