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2009年10月 1日アーカイブ

cub.jpg
スーパーカブ(90DX)に乗り始めてもうじき3年が経つ。もとはと言えば、ハーレーで通勤していたところを「カブに乗り換えたら3年くらいで元が取れるし盗難の心配もなくなるじゃん」という思いつきで買ったのだが、いい節目なのでここらでカブの経済性とエコについて考えてみよう。

この3年で通勤で走った距離=36,000km
ハーレーの燃費=15km/L
カブの燃費=45km/L
レギュラーガソリン価格=120円
ハイオクガソリン価格=140円
として計算してみる。(計算しやすいように数字は多少まるめてある)

●カブの場合
36,000 (km) / 45 (km/L) = 800 (L)
800(L) x 120(円) = 96,000 (円)

●ハーレーの場合
36,000 (km) / 15 (km/L) = 2,400 (L)
2,400 (L) x 140 (円) = 336,000 (円)

なんとその差額、

240,000円!

完全に元が取れてます。スバラシイ。
さらに言えばタイヤ代もカブは安いしオイル代も1/10くらいで済むのでおそらくその差は30万円に近いかもしれません。

そして何よりこの3年で1,600リットル=ドラム缶8本分ものガソリンを節約できたということが気持ち良いじゃぁありませんか。
一体それがどのくらいの二酸化炭素削減になったのかというと・・・・

5,400 kg (ハーレー) - 1,800 kg (カブ) = 3,600 kg (※1)

なんと3.6トンもの二酸化炭素を削減できたことになります。
これってすごい事じゃねーかと思って鳩山ソーリのぶち上げた温室効果ガス25%削減と比較してみたら、なんと僕と同じ人が4億人くらいいないと達成できない数字なんだそうな。(※2)

ん~、やっぱ25%削減って結構大変そうだなぁ。。と思ってさらに調べてみると、本気で25%削減を達成しようとすると、我々民間レベルに課せられる可能性のある政策は、

●新車はほぼすべて次世代車となり、従来型車は販売禁止&車検適用不可。
●すべての新築住宅を断熱住宅とし、既築物件もすべて改修。
●太陽光発電を現状の55倍まで普及させる

などなど。(※3)
ある程度の負担は喜んで負うつもりではいるのですが、どれも結構キビシイ内容になりそうです。
(これはある業界筋の知り合いから聞いた話ですが、太陽電池パネルは生産時に排出される二酸化炭素のほうが、耐用期間で削減できる二酸化炭素量より多いという話です。そんなことよりもすべて原発にするほうがよほど効果があるらしい。)


こうしてちょっと調べてみただけで、加速ポンプでがばがばガソリンをぶちこんで直管マフラーで爆音とどろかせてるバイクを持っているのが罪に思えてきました。キャタライザーの付いたノーマルに戻そうかなぁ。
ほんの一時期、この地球上に間借りしているだけのちっぽけな一個人ですが、そろそろ「自分だけは」という思いを捨てて、些細でもできることから始めることが必要なのかもしれません。

「それならちゃりんこ乗れよ」という声が聞こえそうですが、あれはあれで人間が2酸化炭素吐くんでね。
(いや、単なる屁理屈です)


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※1
二酸化炭素排出量はJAFのサイトで計算しました。
http://www.jafmate.co.jp/jaf_eco/form1.html

※2
ここにあった資料から思い切りざくっと計算
http://www-gio.nies.go.jp/aboutghg/nir/nir-j.html

※3
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai08/08siryou1_1.pdf

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