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2008年10月17日アーカイブ

ka7002_2.jpg
この一週間会社帰りにほぼ毎日アキバ通いしてはパーツの買い込み。
プリ部はとりあえず問題なかったのでメイン部に対象を絞り、手始めにアイドリング調整とDCゼロボルト調整の半固定抵抗4個を交換するも相変わらず13V以上出ている。

次に初段トランジスタ4個を交換。→17Vに増えた。 orz
左右で同じようにDCが出るということは共通部分が怪しいということで、今度はブリッジダイオードを手持ちのS1VB20と交換。→平滑コンデンサへのDCが48Vから51Vへと増加してちょっと耐圧オーバーとなる。
ラジオセンターでIRの5B1という純正と同じもの(大昔に廃盤)を偶然見つけたので速攻Get。交換しておく。
メインボードの共通部分というと、DC安定化用らしいダイオードだ。
ダメもとで交換すると・・・ あっさり解決!
保護回路が解除されて、新品と交換しておいたスピーカーリレーが降りた!

DCゼロボルト調整を行うと、±数mV以内に追い込むことができた。
アイドリングは、0.47Ωなので21mVにセット。およそ45mAというところだ。
数時間の暖機の後再調整。
ばっちりだ。

早速スピーカーとCDプレイヤーを接続し、見事に音が出たときは感激しました。

・・・

ちなみにこのアンプは、銘石中の銘石として有名な、幻の「2SA649と2SD218」というトランジスタが使われています。自分で直したというプラシーボ効果とあいまって、なんともいい音を出してくれます。
クラシックギターの高音などは、秋空のように澄み渡るような透明感と温かみがあります。

そんなわけで数十年ぶりに復活したKA-7002とSP-3005(山水のスピーカー)のコンビ。この後さらにKT-7000というチューナーも手入れして、往年のトリオを再結成させる予定です。

なんだかアンプ修理に味をしめてしまった感がありますが、ヤフオクやハードオフでジャンクアンプを買い込まないよう気をつけたいと思います。

なーんて書くと私がいかにも電気の知識がありそうにきこえますが、実は今回の修理に関してはネットのBBSで多くの方に助言をいただきました。中には深夜にご自分のアンプを開けてテスターをあててくれた方もおり、本当に感謝感謝、また感謝、なのであります。あらためて御礼申し上げるしだいでございます。
(後で聞いたところ大阪や仙台の方もいらっしゃったそうで、本当にネットの威力というものを実感いたしました。)


ka7002.jpg
それにしても結局故障の原因が31円のツェナーダイオード一個とは・・・

(写真は完成後のメインボードと、今回交換した全部のパーツです)

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