カレンダー

« 2010年4月123456789101112131415161718192021222324252627282930

ランタンの灯


15年前に香港から個人輸入したケロシンランタンがある。中国製で、とにかくうまく使いこなせずに2回ほどアウトドアで使っただけでほったらかしにしていた。今度のテーマはコイツの再生である。

とりあえずホコリだらけ錆だらけの外観を磨き倒し、無謀にもマントル交換だけでとりあえず点灯を試みるもあえなく玉砕。あっという間に火柱があがって一向にマントルに火が移らない。
まあここまでは納得です。何しろ13年ぶりの点灯ですからね。

分解してチェックしてみると、メインバルブの回転にあわせて上下するはずのコンダクティングロッドが全く動かない。よーーく見てみたら、直径2mm程のメインバルブの突起が折れて内部に転がってた。orz
ここは部品が手に入らないので、しょうがないからハンダ付け。力がかかるところではないけどちょっと心配。
ついでに完璧に分解掃除し、タンク内の古い灯油も交換。出てきたのはリンゴジュースのように変色した灯油。これじゃちゃんと点くわけないわな。
全てのパッキン類とニードル、メインノズルを新品に交換し、いざ点灯!
今度は一応点灯したけど、なんとポンプから灯油漏れ。orz orz。。。

ポンプバルブを注文し交換するも、問題は改善せず。不良品か? まぁ中国製だからな。
光に照らしながらスプリングをつついて、とりあえず使えるレベルまで修正し再組み付け。

・・・という紆余曲折の1週間の格闘の末、やっとまともに点灯したのがこの写真です。

おかげでケロシン(灯油)ランタンの構造はバッチリ完璧に理解できました。(それが何の役に立つのかと問うてはいけませぬのココロ。)


メモ:

このランタンはバタフライというブランドの中国製です。最近ペトロマックスなどのドイツのランタンがちょっとした人気のようですが、これとて結局は中国製ですから内容的にはほとんど変わりません。(ちなみにペトロマックスのほぼ同仕様のものは2万円ほどで購入できます)
今回はこのペトロマックスの部品をフルに活用させてもらいました。
ただし調べたところ、ヴァボライザーの形状が異なるようですので、完璧な互換性はありません。(現在はストレートにタンクに刺さっている形状ですが、このバタフライはメインバルブ部でタンク中心まで折れ、タンクへは中心に突き刺さっています。
私の固体では下記の部品をそのまま流用できました。

○ニードル+メインノズル
○ヴァボライザーとタンク接続部の鉛ワッシャ
○圧力計のゴムパッキン
○ポンプバルブ
○ホヤはコールマンの#4。(これはドイツ製とメキシコ(?)製がありました。箱が2色のものがドイツ製のようです)

なおポンプとEZポンプも購入しましたが、ちょっとねじ込みが渋かったので無理しませんでした。もしかしたらピッチが微妙に違うのかもしれません。
それと、私のバタフライにはヴァポライザーバルブがありませんでしたが、それを承知の上で使用する限り(ポンピングのタイミングに気をつければ)別に不都合はありません。

トラックバック(1)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ランタンの灯

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://blog.siis.jp/MT42/mt-tb.cgi/18

Coleman(コールマン) マックスレトロ サンライト20W今日はコールマン【2007年秋冬】モデルの「マックスレトロ サンライト20W」をご紹介します... 続きを読む

コメント(1)

ペトロマックスの半額以下。でも実は同じもの。
バタフライばんざい!

コメントする

このブログ記事について

このページは、が2007年8月 5日 20:12に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「『いちご白書』を観たい!」です。

次のブログ記事は「キャンプ 2007年夏」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。