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「しつけ」の問題です。

U-20(20歳以下)日本代表、2-0から3分の間にPK2本を与え同点に追いつかれ、最後はPK合戦で敗退。
まあそれはいいです。そんなこともあるでしょう。満塁サヨナラ逆転ホームランみたいなもんです。
僕がどうかと思うのは、得点後の彼らのパフォーマンス。
いちいち説明はしないが、もうアホかと。
挙句に負けたらホントのアホだぜ。


昔、30数年ほど前にサッカー少年だった頃、点を入れたフォワードの先輩が拳を高く振り上げてガッツポーズをする姿がカッコイイと思っていた。いつかは僕も、と、下級生たちの誰もが憧れてもいたんじゃないかと思う。

ところがある日の試合後、その日もゴールを決めた先輩の父親が、「ゴールはみんなの力で取ったんだ。お前だけの力じゃない。ガッツポーズをするなら心の中でやれ!」とみんなの前で息子を叱ったのだ。
キーパーも含めたチーム全員で戦ってるんだ、お前は代表してシュートをしただけだ。
フォワードなんだから点を入れて当たり前なんだ。それを一人でゴールしたかのように喜ぶとはなにごとか、と。

それ以後先輩がゴールを決めた時は、走りながら胸の前で拳を握り締めて、小さく「ヨシッ」とつぶやくだけになった。
でもそれがかえってカッコよかった。


そんな幼少体験があるものだから、僕はカズダンスも城の空中回転もずっと嫌いだった。(はっきり言うが、カズダンスをするという理由だけで僕はカズが嫌いなのだ)

そして今のU-20。そんな大人たちを見てきたからしょうがないのかもしれない。
でもね、このままじゃいけない。

彼らはまだ子供なんです。周りの大人がちゃんと叱ってあげなきゃいけないのです。教えてあげないといかんのです。
戦うことへの姿勢。
謙虚さや思いやり。
感謝の気持ち。
etc.


そんなことを感じた試合でした。
多分歳をとったのでしょう。

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このページは、が2007年7月20日 15:00に書いたブログ記事です。

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