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雨ふりとニール・ヤング

休日なのに朝から雨だ。
(台風が近づいているから仕方ない。雨の音で目覚める月曜の朝よりよほどマシだ)

特にすることも無いこんな日の午前中は、ガレージのドアを開け放ってラジオを聴いたり本を読んだりギターを弾いたり煙草を吸いながらぼーっとしたりするのがいい。

今日はニール・ヤングのカセットを聴きながら本を読んで過ごした。
このカセットテープは1991年に僕が初めてアメリカ行って1週間レンタカーを借りたときに、小さな町のCDショップで買ったものだ。レンタカーにはカセットとラジオしかついていなかった。
このカセットを買ったのも今日のような雨の日だったのを良く覚えている。


村上春樹は小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の中でボブ・ディランの声を「小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声」と登場人物に言わせている。村上春樹のメタファの中でもベスト5に入る素敵な表現だと思うけど、僕は雨の日にはニール・ヤングのほうが合うと思う。


   When you see me fly away without you
   Shadow on the things you know
   Feathers fall around you
   And show you the way to go
   It's over, It's over

   (Neil Young "Birds" より)


アルバムのタイトルでもある「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」や、別のアルバムだけど「ヘルプレス」の歌声は儚くも悲しく、雨の音にぴったり。
ちょっと孤独な気分に浸りたい雨の日にはおススメなのだ。

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このページは、が2007年7月14日 13:56に書いたブログ記事です。

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