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2009年4月17日アーカイブ

dtc-1000es-1.jpg「物置から懐かしいものを発掘しました。」というジャンクを入手。DTC-1000ESはこれで2台目です。(1台目の記事はこちら
ごみテープで動作確認すると、ローディングまで動作した後にCAUTIONの文字が出てイジェクトされます。まぁおよその察しはつきます。

ふたを開けてフロントパネルをはずし、カセコンもはずします。案の定ロータリーエンコーダが割れてました。さらにローディングポストも固着しています。
裏返して裏カバーとメカ部下の基板をはずし、キャプスタンモーターもはすします。キャプスタンモーターは表側から小さい3本のビスで固定されています。キャプスタン軸(ローテータ)をはずす必要はたぶんありませんが、もしはずす場合はプラスチックのワッシャをなくさないように注意。
モーターをはずし、ローディングポストの軸に洗浄液を一滴ずつたらしながら少しずつ動かしてそっと引き抜きます。外れたらアルコールで洗浄し、薄くモリブデングリスを塗って組みなおし。表側のスプリングが外れているはずなので元に戻します。これですこすこに動くようになりました。
裏側を元に戻した後はロータリーエンコーダの交換と調整。カセコンを外にどけた状態で微調整します。内臓むき出し状態ではありますが、ジョージ・ウィンストンの気持ちよいピアノソロがヘッドホンから流れてきました。
すべて元通りに組みなおして完成。ピンチローラーは一度交換したようでほとんど新品状態、ロータリーエンコーダは在庫を使ったので費用0円でした。

dtc-dtc-cdp.jpgこのデッキも傷はほとんどなくとても20年選手とは思えない良い状態ですが、フロントパネル裏の例のダイオードは改造されておりました。44.1kHzは使う予定ないのでどっちでもいいんですけどね。
上から1台目のDTC-1000ES、真ん中が今回修理した2台目DTC-1000ES、下が先日入手したCDP-557ESD。もちろんすべて動態です。
この3台で当時定価は合計58万!現役ではとても買えませんが、実力いまだ一級品のこういう機材が数十分の1の費用でそろうわけですから良い時代なんだろうね。

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