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2009年2月26日アーカイブ

tck333esl-1JPG.jpg2週間前にハードオフで見つけた、早送り・巻き戻しはOKで再生できずというジャンク。カセットデッキをこれ以上増やすのも気がひけたのだが、ずっしりと重いので(重いというだけでいい音がしそうな気がするでしょ)とりあえず購入。
持ち帰って調べてみるとピンチローラーがキャプスタンまで上がっていない。どうやらモードベルトがスリップしているようなので交換します。

tck333esl-3.jpgモードベルトは写真の中央にあるスプリングの右側の直径3cmほどの細い輪ゴムなのですが、これを交換するのは結構面倒くさい。本来であればピンチローラーを外し、アルミダイキャストのシャシを外すというメカ全バラ状態にするんでしょうけど、そこまでするとテープパスの調整もしなければなりません。面倒なのでモーター基盤を浮かせて、隙間から輪ゴムを通す作戦で何とか交換終了。ついでにキャプスタンベルトも新品に交換。

とりあえずフロントパネルとメカコントロール系の配線を接続し、再生も含めてすべての動作に問題がないことを確認した後組み立てます。
ちなみにこのデッキはよくあるデッキのように物理的なスプリングの力でイジェクトするのではなく、CDやDATのようにモーターの力で蓋の開閉をします。つまり電源を入れないとカセットの取り出しもできないってことです。そのかわり、カセットを入れた後に再生ボタンを押すだけで勝手に蓋が閉まってくれます。なかなか凝ってます。

完成~。
早速ヘッドホンで音だしチェックしてみて、そのクリアで力強い音にびっくり。
1990年に定価79,800円だったというから決して高級機ではないんだろうけど、カセットの実力を見直したといっても言い過ぎではないくらい。アコギの音にも透明感があり僕の好みにぴったりという感じです。

このデッキは本来付いているサイドウッドがありませんでしたが、それ以外は傷もなく、非常にきれいな状態でした。動作もきびきびしている割にガチャガチャうるさくないし、場所ができたらメインシステムに組み込みたいと思います。
こうなると上級機の555や777も聴いてみたくなりますが、目下別のプロジェクトが進行中なのでチャンスがあればおいおい、ということで。

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