ナカミチといえばカセットデッキで20万、30万は当たり前のメーカーで、高校生のころは憧れの対象にさえならない高級ブランドだった。 LX-3はその中でも廉価版。 でも「2ヘッドより3ヘッド、シングルキャプスタンよりデュアルキャプスタンのほうがエライ!」と信じていた高校生にとっては同じ値段で2ヘッドのLX-3は別の意味で購買意欲がわかないモデルだった。
1981年、99,800円。 結局当時買ったのは、3ヘッドで798のLo-Dだった。
これはオリジナルオウナーがしまいこんでいた不動品をジャンクとして購入。 届いたときは再生できず、フロントパネルがかなり汚れてみすぼらしい状態だった。
とりあえずパネル全部はがしてバスマジックリン漬け置き&魔法のスポンジでこすりまくってやっと輝きを取り戻した。
ベルト類は切れてさえいなかったけど伸びてフリクションが足りなかったので新品に交換。 メカはキャプスタンアッシが両方とも固着していたので分解掃除。
メカの取り外しは結構簡単で整備性はいいのだけど、メカ自体はなかなか複雑。
すべての動作がスムーズになったのを確認。 音はなかなかクリアでいい感じです。 KA-7002に合いそうなのと外観の落ち着いたデザインにより、リビングで活躍してもらうことになりました。
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