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Sansui AU-9900

au9900-1-1.jpg

さっそく2台のSansuiのAU-9900を開けてみることにする。

まず1台目。状態は「電源が切れないジャンク」とのこと。
テスターをあててみるとどうやら電源スイッチの不良だ。 スイッチを外すためにつまみ類全部はずしてフロントパネルをはがす。 ついでにアルミ削りだしのつまみ共々バスマジックリンで洗っておく。
電源スイッチを外して分解すると、案の定接点が溶接されちゃってる状態。 山水アンプにはよくあるようで、どうやらトロイダルコアトランスは電源ON時に一瞬でかい電流が流れるというのが原因らしい。 


結局このアンプは悪いところはスイッチだけだったので、一通りチェック~クリーニングした後でしばらく音を聴いてみようと思う。 バイアスとオフセットを調整してとりあえず完了。

au9900-1-2.jpg写真は2台のテスターでバイアスとオフセットを同時にチェックしながら調整しているところ。 オフセットは見事に0mA、バイアスは若干控えめにして40mVとしてある。

確認した限りでは修理歴もなく、フルオリジナルのようだが、それにしてもばかでかいトランスだ。 最近のオペアンプ多用の機器と比べると中身もぎっしりで手間がかかってる。 もし今同じものを作ったら、一体いくらの定価になるだろうか?

続いて2台目。こちらは特に大きな不具合はなく使用可能状態だったが、開けてみると修理歴あり。 あちこちの電解コンデンサーが交換されていたり、プリ段の2SA798のところが2SA1015の抱き合わせになっていたりしている。
ちょっと音だししてみたところボリュームにわずかにガリがあり、また最小にしてもLチャンネルに信号漏れがある。

以上のような状態なので、とりあえず1号をしばらくメインに使って2号を整備することにした。
TRIO KA-7002とKT-7000のコンビはしばらくリビングで活躍してもらうべく移動し、1号を接続。今夜は一晩通電して暖気しておく。

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このページは、が2008年11月15日 23:31に書いたブログ記事です。

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