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小さな命の灯

昨日、3年間飼っていたインコが癌で死んだ。

昨年末に病院に連れて行ったときは既に手遅れで、年を越せるかどうか・・・と言われたのだが、結局2ヶ月もがんばってくれた。

今年に入ってからは片足が完全に麻痺し、残った足とくちばしで這いずって歩いていた。粉薬を水に溶いてスポイトで飲ませていたのだが、どうしてもこぼれてしまう薬が乾いて首や頭の羽はバリバリになって抜けところどころ皮膚が見え、腹部に至ってはすっかり羽が抜け落ち腫瘍が日に日に大きくなるのが判る。

痩せた上に羽が少なくなって寒いのだろう、手のひらに載せて両手で包み込んであげるとそのまま目をつぶってウトウトしたり、バリバリになった羽を爪でほぐしてあげると首をかしげて目をつぶって気持ちよさそうにしたり。
他の人から見たらちょっとぞっとするかもしれない姿だったけど、たとえどんな姿になっても、うちの家族にとっては天使のようかわいくて、かけがえのない存在でした。

僕は立ち会えなかったけれど、昨日の夕方、家族が見守る中で手のひらに包まれながら静かに息絶えたそうです。

あの小さな体で痛みに耐え一所懸命生きようとする姿に、驚きと尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
子供たちの心にも、きっと何かを残してくれたと信じています。


よくがんばったよね、おつかれさまでした。
安らかに眠ってください

たくさんの幸せをありがとう。

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このページは、が2008年2月26日 12:51に書いたブログ記事です。

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