15年前に香港から個人輸入したケロシンランタンがある。中国製で、とにかくうまく使いこなせずに2回ほどアウトドアで使っただけでほったらかしにしていた。今度のテーマはコイツの再生である。
とりあえずホコリだらけ錆だらけの外観を磨き倒し、無謀にもマントル交換だけでとりあえず点灯を試みるもあえなく玉砕。あっという間に火柱があがって一向にマントルに火が移らない。
まあここまでは納得です。何しろ13年ぶりの点灯ですからね。
分解してチェックしてみると、メインバルブの回転にあわせて上下するはずのコンダクティングロッドが全く動かない。よーーく見てみたら、直径2mm程のメインバルブの突起が折れて内部に転がってた。orz
ここは部品が手に入らないので、しょうがないからハンダ付け。力がかかるところではないけどちょっと心配。
ついでに完璧に分解掃除し、タンク内の古い灯油も交換。出てきたのはリンゴジュースのように変色した灯油。これじゃちゃんと点くわけないわな。
全てのパッキン類とニードル、メインノズルを新品に交換し、いざ点灯!
今度は一応点灯したけど、なんとポンプから灯油漏れ。orz orz。。。
ポンプバルブを注文し交換するも、問題は改善せず。不良品か? まぁ中国製だからな。
光に照らしながらスプリングをつついて、とりあえず使えるレベルまで修正し再組み付け。
・・・という紆余曲折の1週間の格闘の末、やっとまともに点灯したのがこの写真です。
おかげでケロシン(灯油)ランタンの構造はバッチリ完璧に理解できました。(それが何の役に立つのかと問うてはいけませぬのココロ。)