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2009年11月23日アーカイブ

5195CJ9KAEL._SS500_.jpg3連休最後の夜、子供たちと映画でも見ようかと「ペイ・フォワード」とこれのハーレイ君物から多数決で決定。久しぶりに観ました。

長たらしい邦題だけど、オリジナルは「Secondhand Lions」。"中古のライオン"である。このライオンというのは2人の爺さん兄弟を指しているのだが、物語には本物の年老いたライオンも登場する。これが爺さんたちの暗示としての役回りを担っている。

2人の爺さん兄弟は若かりし頃アフリカを舞台にした数々の武勇伝を持つ男の中の男なのだが、今では年老いて、人嫌いでテレビも電話もないテキサスの片田舎で暮らす大金持ち、という偏屈者である。そこにある事情で一緒に暮らすこととなる内気なウォルター少年。
この見事にちぐはぐな3人がやがて心を通わせ、少年が大人になっていく大切な時期のそのまたたったひと夏の出来事を描いた物語。

たくさん心に残るセリフはあるのだが、その中で最もシンプルなものを一つ。

「男にはいい地図が必要だ」。
これですよ、これ。シビレるじゃーありませんか。


観終わって清々しく、あんな爺さんになりたいなーと思わせる映画である。
(そういう意味では「世界最速のインディアン」のバート・マンロー、「ビッグ・ウェンズデー」のベアーと共通する部分である)

お子さん(特に男の子)をお持ちの方は、是非一緒に観賞されることを強力におススメいたします。


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