以前から欲しかったものが「DVDどれでも3枚3,000円」キャンペーンをやっていたので買ってみた。
いや、凄いものを観てしまった、という感じ。
これは1976年11月25日に行われた、16年に及んだ「ザ・バンド」の解散コンサートの映画である。
ちょっと前にケーブルTVでみたリヴォン・ヘルムは若々しく張りのある声だし、ロビー・ロバートソンも青臭い攻撃的な雰囲気丸出し。
監督はマーティン・スコセッシ。こちらも若くてロビーへのインタビューもちょっとビビり気味?って感じ。
そしてなんといってもゲストの顔ぶれがスゴイ!
ボブ・ディランは当然として、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、マディ・ウォーターズ、ポール・バターフィールド、エミルー・ハリス、etc.etc....
エンディングの1曲は全員集合しての「アイ・シャル・ビー・リリースト」。
さらに特典映像に収められているコンサート後のセッションでは、デビッド・クロスビーやスティーブン・スティルスまで飛び入り参加。
あの時代を代表するミュージシャンたちが一同に会して夢のようなステージなのである。
心が震えて自然と涙が出てくる。
生まれてくるのが15年遅かったと改めて思い知らされる、そんな映画だ。