カレンダー

« 2010年11月 »123456789101112131415161718192021222324252627282930

2010年11月アーカイブ

L758D_1.jpg露出計の付いていないカメラの場合「EV13!」などと勘で撮ってしまうこともあるけれど、やはりワンカットずつちゃんと適正露出を測りながらとるに越したことはない。ラチチュードの狭いポジの場合はなおさらである。
今まではセコニックのL-308という、入射光/反射光測定両用の露出計を使ってきた。これはこれでなかなか使い勝手が良くそれなりに気に入っていたのだけど、思うところあって新しい露出計を買うことにした。

まずヤフオクをチェックしてみると、古い型でも案外と良い値段が付いている。古いモデルは受光素子に、環境汚染につながるという理由で現在ではほとんど使用されないセレンを使っている場合があるし、測定機という性質上校正が必要な場合もある。ここは多少無理をしてでも新品を買うべきと判断。


そして選んだのがセコニックL-758D。決め手は、

○ 入射光/反射光の切り替えがワンタッチ(受光部を交換するタイプはメンドクサイ)
○ オプションを使用せずにスポット測光ができる(パーツなんて持ち歩きたくないし)
○ 複数個所をスポット測光し、その平均値を出してくれる(明暗差の大きな被写体での安心感が大きい)

マイナスポイントは、

○ でかい、重い(L-308に比べたら巨大)
○ プロファイルは不要(デジタルを使っていないので)
○ 機能が多すぎて使いこなせるか不安

PENやNEXなど流行りのデジ一眼が買えるほどの値段にかなり迷ったが、そうそう買い替えるものでもないし、同じような機能ならゴッセンより安いというヘンな理屈を付けて買ってしまった。(なお接眼レンズにはキャップが付属しないので、NikonのF100・F90X・F90・F801・F801S用接眼補助レンズを付けておいた。   ※ 写真では付いていない)


まだこれを使って撮ったフィルムを現像していないので機能的なことは何とも言えないのだが、ひとつ面白い効果があったので書いておこう。
L-308の時は人前で露出を測るのにちょっと照れがあったのが、L-758Dにしてからはあまり感じなくなった。これはおそらく素人さんにも一見して「あの人は写真の露出を測っているんだ」ってことを解ってもらえそうな外観だからなのではないかと思ったりする。

L-308だと空(くう)に向かって「この紋所が目に入らぬか」と印篭を突き出してるヘンなおじさんに見えてしまうのではないかと、内心ドキドキものだったからね。
(ウソ

このアーカイブについて

このページには、2010年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年9月です。

次のアーカイブは2010年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。