古いネガの束を整理していると懐かしい物ばかりでつい時間を食ってしまう。
1991年にアメリカ横断バイクツーリングをしたときのネガが見つかったので、気が向いたときに、記憶の残っている範囲で何回かに分けてアップしてみようと思う。
持てる荷物が限られていたしナニが起こるか判らないので、家にあったキヤノンのオートボーイAF35MLという所謂「バカチョンカメラ」しか持っていかなかった。20年近い年月でネガも退色やカビに犯されている。その年月に敬意を払い、ほとんどレタッチはしないでおく(単に面倒くさいというのがホントの理由であるが)。
初回は約1月半と6,500マイルを共にした1974年製のカワサキZ1。
マフラー以外ノーマルのポンコツ寸前のバイクを確か1,000ドル位で買ったのだが、途中でポイントのコンデンサーがイグニッションコイル共連れで焼き切れたのを除けばほぼノートラブルでよく走ってくれた。タイヤやチェーン、スプロケットは道中交換したが、ブレーキパッドは一度も替えなかった。ガソリンを入れて走りだすと次の給油まで一度も足をつかないなんて普通で、多いときはそれを1日に3回繰り返すような走り方だからね。給油ポンプの前に停まった時、足を出すの忘れてコケたこともあったっけ。
Canon AF35ML
このZ1はその後日本に持ち帰り売ってしまった。
ナンバープレートだけが今も手元に残っている。